核酸の標識と検出

DIGなどのnon-RI核酸標識試薬、フィルターハイブリダイゼーション、in situハイブリダイゼーション用試薬

DIGを中心とした各種NON-RI標識用製品

サザン・ノーザン・コロニーハイブリダイゼーション用のプローブ標識および検出製品

In situハイブリダイゼーション用のプローブ標識および検出製品

RI標識プローブの問題点

RI標識プローブを用いて研究しているすべての研究者は,技術のタイプに関係した欠点に十分に気を付けています.

安全性に関して

ラジオアイソトープにより引き起こされる健康障害に対する激しい議論のため,RI法からより安全な操作法への置き換えに対する強い圧力があります.

取り扱いの煩雑さ

比較的少量のRIを使用する場合でも,ライセンスの購入や特別なRI研究室が必要とされます.すべての汚染された廃棄物は,注意深く収集され,手間と費用のかかる廃棄がされなければなりません.

半減期の短さ

高比活性の標識プローブは,放射活性が急激に減少するので,数日以内に使用しなければなりません.

制限された検出法

RIは通常,高価で,露光時間が長いため時間のかかるX-線フィルムを使用して検出されます.また,現像も必要となります.ホスファイメージャーは感度は高いのですが,より高価で,ほとんどの研究室では入手が困難です.

DIGの利点

  • DIG標識プローブは安全です-健康や環境を傷害したり,不便な安全に関する制限がありません.
  • DIG標識プローブは安定です-DIG標識プローブは少なくとも1年は保存できるため,多量のプローブが調製でき,必要な時に使用可能です.
  • DIGシステムは専用の器材を必要としません-専用のRI用ベンチスペースを必要としないので,研究室を広く使えま

す.

  • 再使用可能なハイブリダイゼーション用ミックス-DIG標識プローブはハイブリダイゼーションバッファー中で保存可能で,変性をすれば数回は再使用できます.
  • DIG標識プローブは他の方法でも検出可能です-化学発光及び発色基質.
  • 化学発光検出-5-30分の短時間の露光で,0.03 pgのDNAないし0.1 pgのRNAの感度です.0.3μgのヒト胎盤DNAのサザンブロットにおいて,シングルコピー遺伝子が検出できます.
  • 発色検出-より長い検出時間と低感度(16時間後に0.1 pgのDNA)ですが,複数遺伝子が一度に検出できる利点があります.
  • DIGシステムでは新しい技術を覚える必要が無く,結果はRIと比較できます.新たに技術を確立する必要はありません.
  • 今日では,DIGシステムは基礎的研究やルーチン応用における標準法として,広く認知されています.

他のNon-RI標識と検出システム

DIGシステムに加え,ロシュ・ダイアグノスティックスはビオチン,フルオレセイン,ローダミンによる効率的で簡便な核酸標識および検出試薬を提供しています.
特に, in situハイブリダイゼーションにおいて,異なるハプテンによる二重および三重標識が必要とされます.蛍光標識核酸も,蛍光顕微鏡での直接検出と感度上昇の利点を提供します.

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